AGFA 35mm Cameras



AGFA Karat361949-52
Lens:Agfa Solinar 50mm F2.8
Shutter:Synchro-Compur
Range Finder:Split image


 

 アグファカラート36は1949年に発売されたレンズシャッター式35mmカメラである。シャッターとレンズの組み合わせの多いカメラである。クセナーF2.8とコンパーラピッド、クセノンF2、ヘリゴンF2、ゾリナーF2.8やソラゴンF2とシンクロコンパーの組み合わせが知られている。

 カメラのスタイルはレチナの多くのモデルにみられるようなタスキ型金具によるレンズボード収納型で携帯時には薄くてコンパクトなカメラになる。レチナにはベッドがあり畳むとこれがカメラの前面カバーになるが、このカメラはレンズボードがボディ内に引っ込むだけで収納時もレンズ部分はむき出しのまゝである。

 写真のモデルはゾリナー50mmF2.8付きで1952年頃の最終製品である。造りは堅牢で仕上げの美しいカメラだ。レバー巻き上げ、アクセサリーシュー、セルフコッキングなど当時の35mmカメラの先端をいくスペックが盛り込まれている。シャッターはシンクロコンパーでB、1〜1/500秒である。

 首を傾(かし)げたくなるのは、フィルムの巻き上げの方向が普通のカメラとは逆になっているため、親指ではなく人差し指でレバーを前から後ろへ、手前に引き込むように操作しなければならない点である。この頃はまだノブ巻き上げのカメラが多く、レバーワインドは新しいスペックのひとつでもあったので個性を強調したのかも知れない。もう一つ変わっている点はファインダー内の距離合わせである。「一つ目」にはなっているが二重像式ではなく上下像合致式で視野全体が上下に二分されたスプリットイメージの形になっている。

 目方は670グラムとこの手のカメラとしては重い方である。ホールド、操作性はそれほど悪くない。


【作 例】 by Karat36
      Solinar 50mm F2.8 f8 1/100 Agfa 400 Nega-Color

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