アーガス C3
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Argus Original Model ![]()
Argus C3 ARGUS,INC.(Michigan & Chicago Illinois.)は戦前戦後を通して数々の大衆向けカメラを生産し現在に至っている。アーガスは35ミリフィルムを使う大衆機を目標として作られたカメラであるが、一時期アルゴフレックスなどの廉価版二眼レフなども手がけている。
アーガスC3は戦前の1939年にスタートした、アメリカ人にBrick(レンガ)という愛称で親しまれた家庭向きの箱型35ミリカメラである。戦後も人気は衰えず1966年まで製造されたロングランカメラでもある。
レンガ型の長方形ボディに様々なノブやボタンを付けて組み立てたようなカメラだ。プリミティブなデザインだが十数年経つとCシリーズは斬新なデザインとスペックのアーガスC44に変貌してしまう。
ボディは一見板金製のように見えるがモールドプラスチックで裏蓋だけがアルミダイキャスト製で作られている。ずっしりと重いカメラである。
連動距離計は上下像合致式で分離がよく合わせやすい。いわゆる二つ目式でビューファンダーは距離計とは別のアイピースになっている。度の強い逆ガリレイ型だが視界はクリアである。ピント合わせはレンズヘリコイドに連結されたギアを右手の人差し指か中指で操作するコタックスRFスタイルだ。シャッターはボディに内蔵されていて、スピードは1/10〜1/300秒。セルフコッキングにはなっていないので撮影の都度前面のレバーでセットしなければならない。ボディ側面にシンクロ用の接点穴があり、当時流行ったワンタッチ型のフラッシュガンが使える。
レンズは Argus Coated Cinter 50mm F3.5。レンガ型の相当厚みのあるボディだがどうホールドしていゝか迷ってしまう。無造作に構えるとシャッターを切った瞬間、コッキングレバーが戻るので中指に当たってしまう。少し練習というか、慣れが必要だ。
内側がビロード張りの立派な革製の速写ケースがあるが、持ち歩くとどうみても中判カメラの大きさと重さである。
アーガスC3の主な仕様 メーカー アメリカ、ARGUS,INC.(Michigan & Chicago Illinois.) 製造年 1939〜66年 フィルム 135 35ミリ標準 ピント合わせ ギアによるヘリコイドで合わせる。 レンジファインダー 上下像合致式 ファインダー 逆ガリレイ式 レンズ Argus Coated Cinter 50mm F3.5 最小絞り F16 シャッター 自社製内蔵型 1/10〜1/300秒 Flash接点 撮影最短距離 3フィート フィルム送り ノブ、撮影毎にリリースボタンを押す 大きさ・重さ 46x68x130cm(レンガのみの) / 765g
【使用感】 吊環がないので専用革ケースに入れて写すことになる。革ケースに入った姿はまるで中判カメラを想わせる大きさだ。革ケースそのものは牛革のしっかりした造りで安心して持ち運びができる。
手持ち撮影では、何といってもコッキングレバーの戻りが難点でレリーズした途端に指にかかってしまい、何枚ものブレたショットを作ってしまった。慣れるまでに少し時間がかゝるだろう。ホールドし難いカメラだ。
レンズはなかなか優秀で画面の隅々までシャープなピントを結ぶ。このサンプルはコーティングもありカラーの再現性も優秀である。他の高級機と比べてもひけを取らない、とてもこのカメラで撮ったとは想えないいゝ描写をする。三脚を使って本格的に撮ってみたい。
【作 例】 by Argus C3
Argus Coated Cinter 50mm F3.5 f8 1/100sec
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