ヤシカアトロン

高性能、超小型精密カメラ


Yashica Atoron

Yashica Atoron  1965年にヤシカ(現京セラ)が発売した超小型カメラでミノックスの9.5mmカセットフィルムがそのまゝ使える。ミノックスより少し大きく角張っているが仕上げはかなりいゝ。セレンメータが内蔵されていて指針にダイアイルの指標を合わせると絞りとシャッター速度が自動的に決まるプログラム式EEカメラである。そのため絞り、シャッター目盛はなくEV目盛のみ。レンズはヤシノン18mmF2.8、テッサータイプの4枚玉が付いているが固定焦点式でピント合わせはできない。
 シャッターは、B、1/45〜1/250秒でスローはない。最小絞りはF16。レンズの前のガラスはUVフィルターになっていて、中にY2フィルターも内蔵されている。ミノックス同様スライドレバーで着脱でき露出計の感度も切り替わる。ファインダーは倍率のかかったガリレイ式でパララックス補正マーク付きのアルバダプレームーがある。シンクロはM接点。フィルムの巻上げはカメラ横のレバーを引っ張って行う。カウンターは順算式。速写性ではミノックスやミノルタ16のプッシュポップ式より劣る。重さは120グラム。
Yashica Atoron Gun
 専用ガンは総金属性でAG-1(B)ピーナツバルブ専用。オリンパスXAのようにネジでアッタチするとカメラと一体化される。メーターダイアルには二つの距離(6フィートと11フィート)のフラッシュマークがある。

 1971年には後継機アトロン・エレクトロが発売された。焦点調節が可能になり、シャッターはCDSのプログラムEEになり、スローを含む、1/8〜1/350秒、X接点に改良された。初期モデルより僅かに大きい。

 ヤシカアトロンは初の日本製ミノックスサイズのカメラであるが、当時はアトロン専用のラボもあり一時期超小型カメラのマーケットもそれなりに存在していた。また、アトロン(ミノックス)サイズを楽しむアマチュアの為に アトロン専用の引伸レンズも別売されていた。



【作 例】  by Yashica Atoron
       Fuji Neopan SS ISO100 (Jan 2 2000)

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