センチュリーグラフィック

軽量な6x9cmテクニカルカメラ


camera photo  1949年にペースメーカーの第三番目のモデル、2x3専用のセンチュリーグラフィックが登場した。これは2x3クラウングラフィックの機能を維持したまゝボディを樹脂(モールデッドプラスチック)にした軽量カメラである。このセンチュリーにも、後に国際G規格になる「6x9グラフロックバック」が取り付けられていた。この年からグラフレックス社のすべてのカメラがグラフロック・バックに変更され、また古いスピグラをグラフロック・バックに改造するためのセット部品が販売された。

 スピグラはペースメーカーになってレンズボードは金属製に改められ、無限位置ストッパーも改良されて接写のときなど簡単にこれを飛び越してレンズがセットできるようになった。スポーツファインダーも使いやすいモダンなものに変わりボディ全体のデザインもスマートに変身した。アオリにはチルトが追加されセンチュリー以外のモデルにはボディシャッターも付けられた。

 1950年代の終わり頃になって売れ行き不振のためスピード、クラウンの2x3、3x4機種は製造が中止されたが、センチュリーはまだ中判カメラの人気を保って存続していた。センチュリーにはクロ、グレー2種類のボディがあり、蛇腹も赤、クロの選択が可能であった。1966年にはグレイボディにクロ蛇腹のデラックスモデル「センチュリー・プロフェッショナル」が発売された。

 センチュリーグラフィックは軽量な割には作りもしっかりしている。いろいろなレンズを交換して6x9cmの中判を楽しむには最適のカメラである。蛇腹が大きく伸びるので65〜200mmのレンズを使うことができる。レンジファインダーはカラート製で通常100〜105mmレンズのひとつに連動するようにセットされている。カラートは自分の好きなレンズに連動するように調整することができる。連動範囲は90〜120mmでアジャスト可能である。

ペースメーカー各モデルの販売期間
"2x3" スピグラ1947−1958
"2x3" クラウン1947−1958
"2x3" センチュリー1949−1970
"3x4" スピグラ1947−1963
"3x4" クラウン1947−1962
"4x5" スピグラ1947−1970
"4x5" クラウン1947−1973


ペースメーカー センチュリーグラフィックの仕様
カメラ高性能6x9cmテクニカルカメラ
メーカー米国グラフレックス社
製造初年1949年
フィルム120、ポラフィルム他
ピント合わせベッドの左右ノブにより蛇腹が進退する
レンジファインダー二重像合致式
ファインダースポーツ及び内蔵逆ガリレイ式ファインダー
レンズグラフター 103mmF4.5 など
シャッターレンズによる、フォーカルプレーンなし
撮影最短距離3.5フィート
発売時期1949〜1970



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Century-Graphic(US) | Yamasaki Optical

【作 例】 Aposimmmer 120mm F5.6 F11 1/250 Fuji-RVP

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