Ensign Autorange 820

6x9 英国製高級機


Autorange 820  エンサイン(英国海軍旗)という名前のついたカメラは数多く作られたが、このカメラはスプリングカメラの終焉期(1955〜59)に生産された最高級機である。戦前から有名なレンズ ROSS XPRESが、当時もてはやされたアポ仕様として取り付けられている。

 この頃にはフラッシュやストロボ撮影も盛んになり、カメラの上部(軍艦部)にアクセサリー・シューが付けられている。シューの付いている6x9蛇腹カメラはそう多くない。

 フィルム室の二枚のリーフ(薄い板)を起こすと6x6cm判の撮影も可能になる(12枚撮り)。このため赤窓が二つ用意されている。ビューファンダーにはアルバダ式のフレームがあり、6x6cm判用のガイドもマークされている。一つ目式でピントは合わせやすい。


wheel photo  ピント合わせはボディに内蔵されている大型のノブ(写真)をまわすことによってレンズベッド全体が前後に動く珍しい仕掛けである。




エンサイン オートレンジ 820 主な仕様
メーカー英国 ホートン社
機 種6x9cm、6x6cm用スプリングカメラ
使用フィルムブローニー120型で8枚撮り、または12枚撮り
重さ850g
レンズROSS XPRES 105mm F3.8
最小絞りはF22で、コーティング゙あり
シャッターEPSILON T,B、1〜1/250秒 M、X接点付き
ファインダー一つ目式で距離計とアルバダフレームが一体になっている
距離計二重像合致式
フィルム送り赤窓式
その他二重撮影防止機構、アクセサリーシュー付き


【購入のポイント】

 イギリス製の蛇腹カメラは数が少ない。特にこの機種は市場に現れることが少ない。見かけたら買っておくべき珍品である。写りはカラー、モノクロとも超一級品。

【購入レポート】 By User


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