フォールディング レフレックス
Newman Guadia Ltd (London)
C.A. 1921. 6.5x9 folding SLR camera.
1921年頃の英国ニューマン・ガーディア社の製品。ニューマン・ガーディアといえば「シビル」というカメラのメーカーとしてよく知られている。
カメラの形式は大名刺用の折り畳み式一眼レフ。レンズが交換可能で、しかもバヨネット式になっているのはこの時代のスペックとしては驚きだ。1921年といえばまだライカが誕生する前の時代である。このカメラは畳んだ状態だと小さい弁当箱のような大きさだが、開くと皮製のピントフードが大きく上に伸びてグラフレックスやソホのようなおなじみの縦長の形になる
標準レンズは、当時のイギリスレンズの定番「ロス・エクスプレス」で136mmF4.5、交換レンズとしてダロン10インチF5.6が付いてきた。
重さは1.5kgで畳むと携帯性は抜群である。どうみても純正と思われる一部木製の6x9cmロールフィルムホルダーが付いている。
シャッターは縦走りフォーカルプレーン式で B, 1/10〜1/800秒をカバーしている。ロス・エクスプレス136mmは開放では少しフレアっぽい写りになるが、絞ると大変シャープなコントラストの高い写真が撮れる。ダロン10インチはテレタイプ型でコンパクトな望遠レンズである。ボディが軽いせいもあって手持ちでの撮影ではブレやすいので注意が必要だ。
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【使用感】 こういうカメラは「ほんとに写るんだろうか」、「レンズがロスだから間違いないだろう」などとわくわくしながら撮るのが楽しい。
フォーカルプレーンは、スピグラのような「一枚ふんどし型」ではなく、先幕、後幕で正確なスリットを形成する本格的なものである。1/10〜1/400秒まではほゞ正確な値を維持しているが1/800秒はやゝ動作が不安定だ。
ムーブメントは上下シフトだけでなく前後のチルトも可能である。また、レボルビング・バックになっているので縦位置への切り替えも苦にならない。
皮製の折り畳みフードの中には薄い両眼用ルーペが標準装備されている。ローライフレックスにもこんなアクセサリーがあったが、両眼用ルーペは当時の一眼レフとしては必需品であったのだろう。
このカメラに付いてきたアクセサリー
革製ボック型ケース 望遠レンズ、フィルムホルダー
フィルターと接写リングが入る望遠レンズ 250mmF5.6 ロールホルダー 120用(6x9cm) フィルター イエロー(x2)、イエロー(x4) 接写リング 136mm標準レンズは0.8mまで
望遠レンズは1.5mまでの近接撮影が可能フィルム面用
ピントグラス(後蓋)
【作 例】 by 10" DALLON Telephoto Lens F8 1/250 T-Max100
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