グラフレックス XL

中、大判のSLR(一眼レフ)


Graflex XL camera Photo  グラフレックスXLは1965-73年頃に出た中判(2x3)距離計連動式システムカメラである。2x3のセンチュリーやペースメーカーに変わって発売された。蛇腹式の中判カメラは数多くあるが、リジッドボディのカメラは珍しい。当時はまだ珍しい6x7ロールホルダーを付けて販売されていた。ドイツ製の6x9cmフォーレディング(折り畳み式)カメラと比べると、大きくて重いカメラであるがレンズ交換ができるのは大きな魅力だった。この頃一世を風靡したプラナーレンズを付けた高級機も存在する。プラナーやヘリゴンは明るさがF2.8あり、6x9cmサイズをぎりぎりカバーする。この頃の6x9中判カメラではF2.8は最も明るいレンズといえる。
 レンジファインダーは二重像合致式で、レンズ鏡胴に付いた小さなカムによって距離計に連動する。ビューファンダーとの一体式(ひとつ目)で、ワイド、標準、望遠のブライトフレームが常時表示されている。
 後ろはグラフロックバックなのでセンチュリーやペースメーカーのバックが共用できる。
 特筆すべきはXL専用のポラ・ホルダーがあり、バックのグラフロック・アセンブリーを取り外して装着するようになっている。このため中判カメラでも4x5カメラ並みのポラ撮影が楽しめる。
 写真はテッサー100mm F3.5 付き。グリップは純正ではなく、数百円の安物。常時、6x9ホルダーが付いているが、センチュリーなどのピントグラスを使えばピントを確認することもできる。
 グリップがないとお世辞にもホールドがいいとは言えない。こんなチャチなグリップでも、あれば手持ち撮影は十分可能である。ビューファインダーはアイピースが大きく見やすい。ポラホルダーがあれば6x9インスタントカメラに早変わりする。
 鏡胴の外し方
 1 ヘリコイドを回して最短撮影位置までもってくる。
 2 次に、ボディ向かって右に見えるボタンを押しながら更にヘリコイドを回す。
 3 鏡胴を前に引っ張ればレンズごと外すことができる。



Home | Thumbnail | Frame |