No 1 ポケットコダック Junior



camera photo
 コダックの極く初期のフォールディング(折畳み式)カメラ。推定年代は1920年頃。コダックには戦前、戦後を通じて大変な数のフォールディング・カメラがあるが、ごく初期のカメラに120フィルムが使えるモデルがある。No1 Pokcket Kodak Series IIとこのJuniorである。この頃ののモデルに付いていたレンズは単玉のメニスカスレンズやコダック・アナスチグマットF7.7がよく知られている。

 写真のモデルはエド・ロムニー氏からプレゼントされたものだが、戦前の高級レンズB&Lテッサー(Bausch and Lomb Tessar)F6.3が付いている。

 革張りボディは木製でシボの付いた厚手の革が張ってあり、まだ当時の美しさを保っている。シャッターはエバーレディのアイレックス B、T、1〜1/100秒 で今なお正確に動作している。写真の撮れるカメラでないと満足しない私の性格を知ってか、蛇腹はロムニー氏がわざわざ新しいものに張り替えてくれたようだ。

 この頃の折畳みカメラはまだ自動起立式ではなく、前蓋(レンズベッド)を開いて奥にあるレンズをレールに沿って引っ張り出す方式である。焦点調節はレール脇のプレートにある溝にレバーをラッチして固定する方式で、距離の表示はフィート、メートルの両方が目盛ってある。小さな反射式ファインダーがレンズボードに付いていて縦横用に90°回転する。ウエストレベルの撮影しかできないがフレーミングはしやすい。よく見えるファインダーだ。


【使用感】

 コダックフォルダーの中では数少ない120フィルムが使えるカメラ。軽いカメラで目方は700gをきる。撮影には手間がかゝるが操作性は悪くない。ホールドはいゝとはいえない。このB&Lテッサーは 4x5inchを十分カバーする実力 を持っている。



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