No.1A Folding Pocket Kodak



camera photo 1905〜1915年頃に作られた木製ボディの折り畳み式蛇腹カメラ。皮張りで作りは美しい。116型ロールフィルムを使って21/2x41/4インチ(6.5x10.5cm)の撮影ができるが、現在このフィルムは作られていない。
 レンズはベス単(Vest Pocket Kodak)とよく似たアクロマチック・メニスカスレン(色消し三日月型)で焦点距離は120mmくらい。開放の明るさはF6.6くらいあり、ベス単のようにレンズの前のフード(絞り)によって強制的にF11くらいに絞られている。シャッタースピードはT,BとInstant(1/25)の3速のみ。絞りは1,2、3、4の番号で示され最小の4の位置ではF45くらいになる。大型のレフレックスファインダーは縦横位置で使えるように工夫されている。

Elements Picture
 このメニスカスレンズは2枚張り合わせで、色収差を除去している点はベス単そっくりである。レンズのフードを外した開放F値はF6.6くらいで、これもベス単に似ている。試しにレンズを外してブロニカS2に付けて撮影してみた。ベス単の「フード外し」効果を試そうとというわけだ。なめらかなフレアはベス単そっくりであり、優秀なソフトフォーカスレンズとして使えそうだ。イメージサークルは4x5inchをカバーするが、開放での安定したフレアが得られるのは6x9cmくらいまで。絞ると4x5inchでも画面隅々までシャープでコントラストの強い画像が得られる。
 大きさは、19.5x10.5x4.5cm、目方は590g。インテリアとしても面白いがレンズだけを外して中判ソフトレンズとして活用するのが価値ある使い方だ。



【作 例】 
 Single Meniscus Lend 120mm F6.6(開放) 1/125 Tri-X
 ブロニカS2に取り付けて撮影。

sample photo



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