コダック No.3 Autographic



camera photo  1900〜1924年に作られた木製ボディの折り畳み式蛇腹カメラ。総皮張りで作りは大変丁寧である。118型ロールフィルムを使って31/4x41/4インチの撮影ができる。残念ながら現在このフィルムは作られていない。
 写真は Model G と呼ばれ、レンズは Kodak Anastigmat 130mm F7.7がボールベアリングシャッターに組み込まれている。このレンズはシャープさで定評があったらしく古い文献にも登場する。シャッタースピードはT, B, 1/25, 1/50, 1/100secである。最小絞りはF45。大型のレフレックスファインダーはフード(兼キャップ)が付いていて明るいところでも大変見やすい十分実用になる。ファインダーの隣には水準器も付いている。
 レンズボードは約3cmのライズが可能。ピント合わせは目測であるが距離目盛のストッパーが変わっていて、前のノブを回すと100、25、10、6フィートの位置にストップ用のピンが一つ出てきてレンズボードが止まるまで引っぱり出せばいゝ仕組みになっている。精巧に作られていえう。このクラスのカメラでは距離合わせのためのレンズボードの固定が面倒なものが多い中で、いゝアイデァである。

 撮ってみたくなるカメラだが118フィルムは現在製造されていない。レンズアセンブリー(シャッター)を外してスピードグラフィックに付けてみると、この Kodak Anastigmat 130mm F7.7はイメージサークルが170mmくらい有り4x5inchでも十分撮影可能である。6x9cmインスタントフィルムで試しに撮ったのが下の作例である。シャープでコントラストも十分あるようだ。ちゃんとしたフィルムで撮ってみるつもりだ。
 大きさは、19.5x11.5x5.5cm、目方は840グラム。インテリアとしての貫禄十分。


【作 例】 
 Kodak Anastigmat 130mm F7.7 f16 1/125 Fuji 100B Instant Film
 スピードグラフィックに取り付けて、フォーカルプレーンで撮影。

sample photo



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