プラウベルマキナ

ユニークなタスキのプレスカメラ


 プラウベルマキナの歴史は古い。
 1912年に独特のタスキを持ったアトム判のベビーマキナが早くも誕生している。1920年にI型、1933年にII型、1946年にIIa型、1949にIII型が発売され、1953年のIIIR型(写真)の最終機を最後にこのスタイルのマキナは姿を消した。
 I型後期型から中判カメラとしては大口径の自社製アンチコマー10cmF2.9がつけられた。
 アンチコマーレンズはその後いろいろ発展が見られるが、IIIRまで一貫して同名のレンズが付けられている。1975年にニッコール付きの新型マキナ67へと受け継がれたユニークなカメラである。ワイドマキナW67が1982年に発売され、後にバージョンアップとともに670と改名された。
 写真は旧型の最終機プラウベルマキナIIIRである。この頃に必需品とされていたM、Xのシンクロ撮影が可能になり、フィルムホルダーが交換可能なことに加えて、ピントグラスや専用フラッシュガンなどプレスカメラとしての必要な機能はすべて揃っている。
 有名なアンチコマー10cmF2.9はさすがに大口径で「レンズがでかく」このカメラのルックスを迫力あるものにしている。
 独特のタスキをもった蛇腹カメラで、折り畳むとボディは3cmくらいの薄さになり大変小さく感じるカメラである。
camera photo



プラウベルマキナ IIIR
メーカードイツ プラウベル社
製造初年1953年
フィルム120ブローニー 6x9cm 8枚撮り
ピント合わせレンズボード横のノブにタスキが伸縮する
レンジファインダー二重像合致式
ファインダー逆ガリレイ式とフレームファインダー
交換レンズ標準 アンチコマー 10cm F2.9(3群4枚) 最小絞り F22
   アンチコマー 10cm F4.2(3群4枚) 最小絞り F22
望遠 テレマキナー 19cm F4.8(2群4枚) 望遠レンズ
広角 ワイドオルター 7.3cm F6.8(2群6枚) ワイドレンズ
レンズは全てコーティングあり
シャッターラピッドコンパー T、B、1〜1/400秒
撮影最短距離4フィート(100mm) 6フィート(190mm)
フィルム送り専用フィルムホルダー(巻止め式)
重 さ1130g



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