メスイコンタ
山行きに最適な実用機
ツァイスイコンのスプリングカメラは、距離計に連動するものをスーパーイコンタ、そうでないものをイコンタと呼んでいる。
イコンタの中にはレンズに連動しない単独の距離計を内蔵しているモデルがある。内蔵距離計を用いて距離を測定し、レンズにその値を手動でセットするタイプだ。イコンタの大半は目測撮影だが、ごく一部の機種にこの単独距離計を持ったものが存在する。日本ではメスイコンタと呼ばれて親しまれているカメラである。写真は1953〜55年ころの製品。この時代は蛇腹カメラが終鴛を迎えようとしていた時期で1954年にはライカM3も誕生している。
特徴は距離計に連動しない分メカが簡単でその分目方が軽く、レンズもスーパーイコンタ系と同じテッサーが付いている。レンジファインダーは従来のドレーカイル型(まねき猫)とは異なりハーフミラーを使った簡単な方式に変わっている。ファインダーは逆ガリレイ型。山行きや旅行に向いているコンパクトなカメラである。
メスイコンタ6x9(524/2)の主な仕様 メーカー ドイツ ツァイスイコン社 使用フィルム ブローニー120型で8枚撮り 重さ 855g レンズ TESSAR 105mm F3.5 カールツァイスまたはオプトン
最小絞りはF22で、コーティングありピント合わせ 単独距離計による前玉回転式 1.5m〜∞ シャッター シンクロコンパーB、1〜1/500秒 M、X接点付き ファインダー 二つ目式で距離計とは別に折畳式アルバダファインダーあり 距離計 ハーフミラーによる二重像合致式 フィルム送り 赤窓式。二重露光防止装置がついている その他 アクセサリー・シュー付き
Related site 蛇腹カメラのススメ