MIRANDA Camera(Sensoret,Sensorex)


Miranda Sensorex  ミランダカメラといえば、誰でもあの独特のスタイルの高級一眼レフを思い出す。
 このSensoretは1972年に発売されたCDSメーター組み込みのレンズシャッター式RF機である。レンズはSoligor 38mmF2.8、シャッターはElecteonic Seiko ESF。
 この頃の普及機カメラは露出こそオートになっていても、ピント合わせはマニュアルの二重像合致式が多かった。このカメラも見やすいレンジファインダーが組み込まれていて0.9メートルから無限遠までのピント合わせができ好感がもてる。これが数年経つと二重像式のピント合わせは少なくなり、3点ゾーンフォーカス、やがてはオートフォーカスへと移っていく。明るい屋外では問題ないが暗い被写体や至近距離の撮影には正確なピント合わせが必要になるので二重像合致式のレンジファンダーはあった方がいい。21世紀の今、この時代のレンズシャッター機を手に入れても正確に自分の思い通りのピントを得られる機種は少ない。
 このカメラのボディは真鍮を使ったブラックエナメル仕上げである。白(クローム仕上げ)があったかどうか不明だが、当時黒はエナメル仕上げが普通だった。年を追うごとに黒はブラッククロームにとって代わりエナメルの美しさが失われていった。

 このミランダは友人のご主人の形見だそうで、使わないからとわざわざ私のところに届けて下さったもので有りがたく頂いた。同じモデルが2台、何れも美品なので故人はよほどこのカメラが気に入っていたのではないかと思う。

Miranda Sensoretの主な仕様
メーカーMiranda Camera CO.(旧オリオン精機産業有限会社 1948年設立)
製造年1971〜75年
フィルム135 35mm標準
ピント合わせ二重像合致式RF
レンジファインダー一つ目式二重像合致式
ファインダー逆ガリレイ式
レンズSorigor 38mm F2.8 Coated
シャッターElecteonic Seiko ESF
ホットシュー
撮影最短距離0.91メートル
重さ430g


Miranda Sensorex EE  ミランダセンソレックスEE
 ミランダ一眼レフといえばペンタプリズム交換式の個性的なデザインで人気のあったカメラである。初期モデルは1955年発売、国産初のペンタプリズム式一眼レフとして知られるミランダTである。ライカM3最盛期にデビューした国産一眼レフである。
 ミランダセンソレックスは1966年8月に発売された高級モデルで、ミラーにスリットを切りミラー裏のCdSで受光するミラーメーターによるユニークなTTL開放測光方式を採用していた。
 センソレックスEEは1972年3月発売された後期の製品。露出の自動化を図ったEE機構を採用した一眼レフである。
 標準の装着レンズはAUTO MIRANDA EC 50mm F1.8、このレンズにはフードが内蔵されている。シャッターはBと1秒〜1/1000秒、セルフタイマー付き。着脱レンズによってファンダー内のTTLメータースケールの範囲が変わる。独特の扁平なミラーは簡単に着脱できる。ペンタプリズム上部にホットシュー装備。



AUTO MIRANDA E 135mm F3.5
AUTO MIRANDA E 135mm F3.5




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