ニコンSP

ニコンの最高級RF、ニコンSP


Nikon SP illust  ニコンSP
 ニコンSPはニコンS2から発展したカメラである。発売は1957年秋。ライカMより3ヶ月遅れて発売されたニコンS2はライカM3で達成されていたレバー巻上げ、等倍ファインダー、M3にはないクランク巻き戻しなどの新仕様はあったもののM3には及ばなかった。ライカM3の3年後に発売されたニコンSPはこの種のRFカメラの技術的な仕様は殆ど網羅したカメラだった。まだ主流が一眼レフではない時代の交換レンズに対する配慮は画期的といってもいいものだった。パララックスが自動補正される50、85、105、135mmレンズ用のフレームが出る採光式ブライトフレームの等倍ファインダー、すぐ横に併設された広角レンズ用のファインダーはアルバダ式の35mmフレームを持ち、全体は28mmレンズの画角を持っている。後にライカユーザーがM3かM2で悩んだ話はよく聞くがニコンSPにはレンズ交換を十分満足させるファインダーが付けられていた。ニコンのカメラでセルフタイマーが付いたのはSPが初めてある。その他ではシャッターはM3と同じく1軸不回転式になった。

 イラストについて
 右のニコンSPのイラストは柳沢保正氏がマウスを使って書いた力作です。許可を得てこのページに使わせて頂いたものです。氏の最近の著書「へそまがり写真術(筑摩書房)」によれば、学生時代に父にせがんで買わせたとあり、従って氏所蔵のニコンSPはワンオーナーの貴重なカメラということになります。私は高校時代に憧れたカメラではありましたがライカ同様所詮高値の華で手が届きませんでした。あの頃はリコー35とネオパンSSで写真の面白さに明け暮れしていました(T.Kubo)。

 柳沢保正さんの最新サイト
 ◆新・平成写真師心得帳
 休刊になった「写真工業」の連載の続きで、カメラや写真の好きな方向け。

 ◆めんくいももこのメディア日記
 柳沢さんのmixiに載せている日記の一部で、メディアが気になってしかたがない元ジャーナリスのつぶやき。面白い。



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