レチネッテ Ia

大衆機の廉価版

Retinette Ia

 大衆機レチナがどんどん高級化していく過程で廉価版として生まれたのがレチネッテである。レチネッテシリーズはレンジファインダーのないカメラである。1939年にレチナと同じ蛇腹開閉式、レンジファインダー無しのオリジナルモデルが発売され、何種類か改良のあと1954年のモデル(レチネッテ Type022)で固定鏡胴になった。写真のレッチネッテIaは1960年頃の製品で逆V型のエンブレムが特長。

 レンズはシュナイダーのReomar 45mm F2.8、シャッターはプロンター250S(B、1/30〜1/250Sec)が付いている。レンジファインダーがないので、ピント合わせは前玉を回転して目測でセットする。距離合わせ用にメートル、フィートの目盛があり、その中に人物一人、数人と景色の絵が刻印されている。ゾーンフォーカスで気軽に写真が撮れるのが特長だ。採光窓があるのでファインダー内のフレームはくっきりしていて見やすい。フィルム巻き上げレバーはボディの下にある。フィルムカウンターは減算式。



レチネッテ Iaの主な仕様
メーカードイツコダック社
製造初年1959年
フィルム35mm 36枚撮り
レンジファインダー無し
ファインダー逆ガリレイ式、ブライトフレーム
レンズReomar 45mm F2.8、最小絞りF22
シャッターProntor 250 S、B、1/30〜1/250秒、
Self Timer、X接点+Hot Shoe
撮影最短距離1メートル
大きさ・重さ470g
その他このモデルは吊環金具無し



【使用感】 レンジファインダーのない分シンプル、軽くてコンパクトなカメラである。目測による焦点合わせでもわかりやすくそう苦にならない。カメラホールドは大変よく実用になるカメラだ。

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