フジカ-6
富士写真フィルムの最初のカメラが1948年4月に発売された6x6cm判のフジカシックス(モデルはIA)である。
1952年にはおなじみの流線型のトップカバー、ダイカストボデーのIIC(写真はIICS)が発売されたちまち人気機種となった。レンズは3群4枚の高級レンズ、フジナー75mmF3.5、シャッターはセイコーシャラピッド B、1〜1/500秒、シンクロターミナルはドイツ型・F接点。焦点調節は目測式の直進ヘリコイドで巻き上げは赤窓式。セミ判の撮影も可能。6x6cm判では珍しくないが、右手シャッター、トップにはアクセサリーシューも付けられている。フジカシックスのピント合わせは、このIIC型から前玉回転式を止めて本格的な直進ヘリコイドが採用された。
1955年4月に最終機スーパーフジカシックス(写真下)が発売された。
従来の目測式とちがってこのモデルには連動距離計がつけられ、赤窓式だったフィルム巻き上げはスタートマーク式の自動巻止めに変更された。レンズは3群4枚の高級レンズ、フジナー75mmF3.5、シャッターはセイコーシャラピッド B、1〜1/500秒、シンクロターミナル・F接点付き。翌1956年にシャッターはセイコーシャMXに変更されX接点の使用も可能になった。流線的なトップのデザインは当時のカメラとしてはユニークなもので性能、操作性のよさからアマカメラマンのみならずプロにも支持された人気カメラだった。6x6cm専用になりセミ判は廃止された。
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| スーパー フジカシックスの主な仕様 |
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| メーカー | 富士写真フィルム 6x6cm判スプリングカメラ |
| 製造初年 | 1955年 |
| フィルム | 120ブローニー 6x6cm 12枚撮り |
| ピント合わせ | 直進ヘリコイド |
| レンジファインダー | 二重像合致式 |
| ファインダー | 逆ガリレイ式 |
| レンズ | Fujinar 75mmF3.5(3群4枚)最小絞り F22 |
| シャッター | セイコーシャラピッド、B、1〜1/500秒 F接点 セイコーシャMX、B、1〜1/500秒 X,F,M接点 |
| 撮影最短距離 | 1.2メートル |
| フィルム送り | スタートマーク式自動巻止め |
| 大きさ・重さ | 小型、690g |
| その他 | 二重撮影防止装置付き |
【使用感】
スーパーフジカシックスは距離計付き6x6cm判カメラとしては小型で軽く操作性は大変良い。ホールドしやすく、よく写る実用的なスプリング・カメラである。ビューファンダー内の二重像は分離がよくピント合わせは楽だ。ただ、視野率が低く、ねらった以上のものが写り込み、欠点とはいえないが知っておくと作画の助けになる。
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