ヴェルツル 6x9cm

Wertur6x9 photo  1936〜40年にかけてヴェルタ社(ドイツ)で生産された距離計連動式スプリングカメラ。
 この間に前期型と後期型のバリエーションがある。後期型にはファインダーにマスクがあり6x9cmと6x4.5cmの切換えが可能である。
 取り付けられたレンズ(105mm)の種類は多く、クセナーF3.8、ラジオナーF4.5、ツァイステッサーF4.5、シュタインハイルのカッサーF3.8やメイヤートリオプランF4.5などがある。

 全般的に製造台数が少なく市場でも見かけることは少ない。特にテッサー付きとクセナー付きが珍重されている。

 戦前の日本市場にはヴエルタと言えばペルレが多く、ヴェルツル645 がいくらか入っていた程度で6x9cmバージョンは無いに等しかった。

 写真はクセナー105mmF3.8付きで大変よく写る。ピントはラック&ピニオン式のノブで蛇腹を前後させて合わせる。ボディ上部に被写界深度表が付けられているのもこの時代のカメラの特徴だ。ヴェルダ、ヴェルツルが正式な発音かも知れないが日本ではウェルタ、ウェルツルで通っている。



ヴェルツル 6x9cm の主な仕様
メーカードイツ ヴェルタ社
製造初年1936年
フィルム120ブローニー 6x9cm 8枚撮り
ピント合わせベッドのピントノブにより蛇腹が進退する
レンジファインダー二重像合致式 一つ目式
ファインダー逆ガリレイ式 0.6倍
有効基線長25mm(43mmx0.6)
レンズクセナー105mmF3.8(3群4枚)最小絞り F22
シャッターコンパーラピッド T、B、1〜1/400秒
撮影最短距離1.25 メートル
フィルム送り赤窓式
大きさ・重さ170x100x38mm / 830g


【使用感】

 操作性は悪くない。ファインダーも見やすく、実用的なスプリングカメラである。


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