 |
1936〜40年にかけて独ヴエルタ社で生産された距離計連動式スプリングカメラ。
このモデルも前期型と後期型のバリエーションがあり、後期型はファイダー窓のスライド板の移動によって6x6cmと6x4.5cmが切換え可能。フィルム巻上げ用に2個の赤窓を持ち、6x4.5cmはカメラ内部にアダプタマスクを載置する。ファインダー視野はやや狭く、実際は見た目よりもかなり広く写る。
全般的に製造台数が少なく市場でも見かけることは少ない。特にテッサー付きが珍重され、イエナガラスが使用されている。
戦前の日本市場にはヴエルタと言えばペルレが多くヴェルツル645がいくらか入っていた程度で、この66や69バージョン(バルダU)は無いに等しかった。
写真はテッサー75mmF2.8付きでコーテングがないためモノクロ撮影用であるが良い描写を示す。ピントはラック&ピニオン式のノブで蛇腹を前後させて合わせる。ボディ上部に大きな被写界深度表を持ちこれはどのモデルにも共通している。
フィルム巻上げノブはカメラの底部にあり(左図上部)、前板開放ボタンが接近しているために巻上げ操作に際して指がぶつかる。もう少し離れていたら良いと思われるのだが、構造を見る限り他に適切な場所も見当たらない。
|