ヤシカ-44


YASHICA-44  127型フィルムを使う4x4判二眼レフの歴史は古く1931年にベビーローライが発売されている。1957年にこれを完全に一新したニューモデル・ローライ4x4が発売されると、日本は二眼レフブームの真っ只中、たちまち人気を独占した。二眼レフはあのころころしたボディは携帯時には決して快適なものではなく容積で半分くらいになったコンパクトな4x4判二眼レフが人気になったのもうなづける。
 翌1958年には早くも後を追うように国産のヤシカ-44が発売され国内の人気機種になった。YASHIKA-44のロゴを除けばルックスはローライ4x4とうり二つで、当時コピーではないかと騒がれた記事を読んだ記憶がある。しかし4x4判二眼レフの人気は続かず数年でブームは終わってしまった。当時は密着焼きが普通で、子供のころ6x6判で写してもらった密着焼きをアルバムに張って大事にしたものだ。4x4判は小さすぎて密着焼きには向かず、6x6判に取って代わるとこはできなかったのだろう。ヤシカ-44のボディは7色の選択が可能だったようだが、グレーモデルが一番ポピュラーで中古市場にもよく現れる。
 ビュー、撮影レンズともYASHIKOR 60mmF3.5、シャッターはCOPAL-SV、B、1〜1/500秒、MX接点付きである。フィルム装填はローライのオートマットにはかなわず、1コマ目を赤窓を見てセットする方式である。2コマ目以降は自動巻止めになる。重さは780グラム、1キログラムを超える6x6判二眼レフと比べるとそのコンパクトさが実感できる。127型フィルム4x4判は12枚撮り。当時の価格は10,800円、専用ケース1,000円。
 撮影には127フィルムが必要だが入手難である。120ブローニーフィルムをカットして使う方法がオススメだ。





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