お盆と静物は制作中にてリンクしておりません。
絵本のような世界

 ほぼ完成に近付くと最初のイメージとは裏腹に、絵本のような世界になった。背景と地面はさらに工夫する必要があるし、シャベルやツルハシなど、こうした現場で必要なモノはまだまだあると思う。そして物語が展開すればさまざまな場面ができるから楽しい。
 細部にわたり克明に表現するのはいいが、肝心なのはクレーンの機能や構造だ。土木知識がないために感覚的にデザインしているが、最も安定性が求められる台座が狭いのは疑問だし、なぜこうしたかというのは水平方向に回転を可能にしたからだ。次は末広がりに考えてみたいと思う。模型では問題ないが、そのまま実物に通用するかもわからない。
試運転に喜び湧く人々
夢と希望のクレーン
 クレーン製作の発端は、ミニチュア工作の場面設定で人形を配置したらおもしろく、その姿勢に変化があるのは多様な作業にあると考えた。そこで工事現場を想定して小道具としての必要性から生じた。
 ☆人は働く姿が美しい☆
 ところが実際に作りはじめると、こうした実在の世界があると楽しいのではないかと思うようになった。
 山里や僻地といわれる地域で、たとえ若者がいなくても、高齢者は知恵と力を結集して成し遂げることに喜びを知っている。かつてはそうした共同体で助け合っていたからだ。こうした地域では人数は少ないかもしれないが、大工の経験者がいれば幸運だ。あまり大勢だと船頭

が多くなって混乱するだろう。
 ところでクレーンだが、実用になるし工夫次第で用途はたくさんあると思う。しかも人力だけで機能するのは皆の力が結集するので、協調、連帯感、達成の喜び、などなどがある。そして地域の人間関係も深まり、活性化に繋がるのではないだろうか。
 活性化は大金を投じなくても、住民の創意工夫から湧き出ると思う。企業は人材といわれるが、個人も地域も同じことだ。
 むかしから夢と希望を持てという。
ボクは過疎地域が活性化する夢と希望を期待しながら、ミニチュアのクレーンで夢見ている。
舞台に設置も無事成功
移動も人力だ 滑車 巻上げ