クモの糸とケーブルクレーン
 クモの網は普段目にしており、日常的なので気にかけることもない。けれども今回の疑問は、はじめて目撃した異常に太い糸と鋭角なので気になった。
 今朝、玄関先で顔に糸がかかった。幅2メートルくらいのところに数本渡してあった。これも普段なら払うだけで済ましている。

 「風が吹けば桶屋が儲かる」じゃないけど、先週はクモの糸に関心があったせいか「ケーブルクレーン」を思い出した。これは正にクモの橋糸だ。
 クモが網を張るときの橋糸は、いわば建築の土台のようだ。ケーブルクレーンとは、谷間に渡したクレーンのことで、中間に橋脚なしの長いスパンを起重機が自在に往復できるものだ。
 日本開発銀行で各種の産業を取材したが、こうした技術を見たのははじめてで感動した。
 1967 年、三重県名張の谷間に、佐世保重工業株式会社が建設中の現場を撮影したことを思い出した。
 通常は依頼された仕事ではフイルムを先方に渡してしまうが、一部残っていたことを思い出した。幸い見つかったので早速スキャンした。当然のごとく退色していたが、当時を思い出しながら補正した。

 近くに名勝赤目四十八滝があり、楽しみにしていたが、日帰りしたので足を伸ばすことができないのが残念だった。

 カメラはリンホフ・スーパーテヒニカで、レンズはスーパーアングロン75。この組合わせはボデーに格納でき、距離計連動とファインダーで迅速な撮影ができるので、広角が主体の撮影には優れていた。機材の容量が小さくなるのもありがたい。
Linhof Super TECHNIKA IV45. Schneider-TECHNIKA-Super ANGULON 75mm / Ektachrome E-3
Adobe Photoshopで補正 退色したフイルム(補正前)
一方の固定された支柱 左右に移動可能な一方の支持車
左右にも移動するので橋脚は建てられない 左右に移動用のレール