Mac Vision
 平面図から立体図まで、さらに画像を扱えるとは、これほど理想的なコンピュータとは予想だにしなかった。しかも個人的な規模で、画像をコンピュータに取込むことができること自体が驚きであった。
 これにはビデオカメラからMac Visionを仲介してデジタル化し、Macintosh Plusに読込むので、平面のみならず、立体も可能だ。
また明暗とコントラストをモニタで確認しながら調整できるのも新鮮であった。
さらに作例のように、特殊効果を迅速に変換することができた。
これまではスクリーンやリスフイルムを使って、暗室作業していたことが信じがたい能率だった。
Mac Visionのモニタ画面。システムフォントの「CHICAGO」が懐かしい。
 このころはdigital darkroomという画像調整ソフトがあって、photoshopはまだなかった。

 Mac Visionでは読込みに数秒かかるので、動いた部分は流れてしまう。けれども、こうした特性を活かした絵作りも楽しめる。また、ビデオカメラのせいか横方向に画像が少し伸びた。

 左はMac Drawでフレームを描き、
Mac Visionでフイルムから読込んだ画像をトリミングして合成し、66のコンタクトを作った。現代では普通のことだが、こうした作業ができることが楽しく、可能性を探る作業に夢中になり寝不足が続いた。


 CPUの速度、メモリ、解像度などは圧倒的に少ないが、基本的な機能は現代と同じく完成されていた。