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Cameras
xlス-パーワイドとプラナー80mm
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 xlスーパーワイドはスーパーアングロン47mm付きのユニークな超広角カメラだ。あれこれ機材を持たなくても、これ一台で身軽に行動するのもいい。
 それにポラロイドバックを使えることが大きな魅力である。こうした類いのバックは、カメラのサイズやレボルビング機能に左右されるが、このカメラではフォトラマの画面を無駄なく活かすことができる。これはレボルビング機能がないからでもあるが、このカメラには不要だ。よって小型軽量であることから理想的なカメラなのである。超広角のポラロイドカメラ(フォトラマカメラ)と考えてもいい。
 さらにスペーサー(中間リングに相当)を併用すると望遠レンズを使うこともできる。
プラナーはxlのレンズチューブ付きであったが、これは当初テヒニカ69で使うつもりで購入した。けれどもチューブ付きなのでスーパーワイドに付けてみた。むろん無限は不可能だが、スペーサーを付けると幅50 cmほどの範囲から接写が可能だった。(写真下)
プラナー80mm
プラナー80mm+スペーサー
テヒニカ69に取り付け
スペーサー
 そこで無限から撮影できるように、かつてリンホフテヒニカのボードに各種レンズを付けるために、専門家に依頼して作ったチューブを、xlのレンズチューブに付けることにした。焦点調節はピントグラスによるしかないが、47mm広角レンズ以外に数種のレンズを使えることは用途が飛躍的に拡大する。実際プラナー80mmが加わるだけで十分である。焦点調節はヘリコイドだけなので、蛇腹カメラのような自在性はないが、スペーサー併用で応用範囲は広がる。
 幸い工作の趣味があるので、こういうときは実用の役にたつ。
円盤の中心に穴を開けるにはセンター出しが難しいが、三爪チャックで掴むと自動的にセンターが割り出される。旋盤という工作機械はなんと素晴しいことか。
 けれども削り過ぎてしまわないように、慎重に加工しなければならないが、こうした作業も楽しい。それは、手持ちのレンズを使える楽しみが待っているからだ。
 リンホフテヒニカのボードに、各種レンズを付けるためのチューブ
 旋盤加工して延長チューブを取付けた。67サイズは問題ないが、69では四隅が若干欠けた。
 ファインダーやレンズフードなどは、他社の製品を応用できるのは経済的で、ほどよくマッチするのは楽しく美しい。ロールフォルダーのサイズによって、ファインダーを選べるのもいいところだ。
 ロールフォルダーは、不良品を考慮して6個と中枠のみ1個を購入したが、案の定2個が不良品だった。巻上げの感触からしても、完璧と思えるのは2個くらいか。
 プラナー80mmをセットして、リンホフ用のスポーツファインダーを付けた。中間の枠の視野がほぼ一致する。
 スピグラを使うにあたり、電気露光計も電池不要のセレン式を使いたくなった。当時のものは無いが、ピンポン球のセコニックがある。これは強力な磁石があるので、フロッピーディスクを使うようになって仕舞い込んでしまった。
 何年ぶりかで試したがじつに快適に作動した。電池が不要はじつに素晴しい。昨今カメラも露光計も電池が必要なのは当然だが、かつては不要だった。なんだか逆のような気がしてならない。実際逆だと思う。現在電池が不要になったら重大ニュースだ。むろん電池による恩恵はあるが、消耗や電気系統故障のリスクもある。廃棄も問題だ。

 人はなにをするにしても多少の手間暇をかけたほうがいい。体と時間を使えば充実感があり、脳も活性化するのだ。安直に済ませば喜びも希薄になる。
 「不便は人を利口にするが、便利はその逆だ」
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