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写真が撮れるようになると気持ちがはやり、カメラもいろいろ欲しくなるのである。けれども理想のカメラは非常に高価であったから安々と買えるものではない。そうした夢のカメラは忘れることができないが、働くようになってある程度余裕ができると、いや、実際には相当無理をして買ってしまうから増えてしまう。
またメカニズムやデザインに惚れ込むのである。こうなると、あれを使ってみたい、これを使ってみたいという衝動にかられ、ますます増えてしまうのである。
ボクはその類だが、とくに近年カメラが光学機械というよりも、電子機器のごとくになってからはそうしたカメラに魅力はない。したがって、ここ二十年ほど主な新品カメラを購入していない。
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撮影はもっぱら旧態依然としたカメラと2002年にはじめて購入したデジタルカメラ(Nikon COOLPIX5000)のみである。
カメラ操作は焦点調節と露光値調節の二つである。これだけのことをカメラまかせはいいけれど、電子カメラはなぜかややこしい。機械カメラのほうが単純でわかりやすいのである。そして持つ喜び使う楽しさがあり、これがすこぶる重要なのである。
「カメラは1台あればいいんでしょ、どうしてそんなに要るの」「お前だって着物を何着も買うじゃないか」カメラ仲間のご夫妻はこんな会話があるそうな。
そんなわけで、長年カメラに親しんでいると増えてしまう。
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