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Cameras
ポートレイト
 レンズメーカーに勤務していた知人が退社し、ドイツへ移住することになった。そこで記念写真を撮ることにした。
 彼はこれまでもドイツで9年間生活し、感覚的にも国際的だが、いざ自分が撮られる立場になると照れたり、はにかんだりしてしまう。これは誰しも同じだ。
 こうした場合、小道具を使うと気分がやわらぐ。幸い愛用のカメラを持参していたので、これを構えてもらった。そして撮影の仕草をしてもらい、さらに会話しながら撮るとよりくつろぐ。気分がでたらすかさずシャッターを切る。このときは10枚撮るのに、ほぼ2分くらいだ。あまり時間をかけずに、集中したほうがよい。
 また三脚を使うと、視点が固定されてしまうが、常にファインダーをのぞく必要がない。小さなファインダーを見ているよりも、直接相手を見たほうが表情や仕草を捉えやすい。つまりシャッターチャンスが的確になる。それに話しながら撮れる。ファインダーを見ていると、どうしても撮られる意識が強くなる。
 ビューカメラは、撮影時にピントグラスで確認できないので、事前にピントと構図を決めておかなければならない。そして焦点深度から外れないように注意する。

Linhof COLOR 45
Schneider-TECHNIKA-SYMMAR 210mm
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