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TECHINIKA Special 69
 リンホフテヒ二カスペッシャル69は、距離計を外して、小型軽量、比較的安価にしたカメラだ。したがって距離計を必要としない撮影ではこれで十分である。それに専用レンズを必要としない利点もある。そして性能精度はむろん、美しいカメラであった。
 当時はやっとの思いで購入したから、広角レンズはアングロン65mm、望遠はトプコール180mm、標準レンズはリンホフカラー45のアングロン90mmを流用した。
 スーパーロレックスと呼ばれるフイルムホルダーも飛切り高価なので一個しか買えなかった。そこでモノクロはパックホルダーにした。
 産業関連施設や製品などの撮影では、アオリ機能が必須である。それまではリンホフカラーを持参したが69で随分楽になった。最小限の機材と小型軽量化は移動に有利なだけではなく、撮影の迅速性、写真の出来具合にも影響するからである。
 使う喜びのあるカメラを所有するのは、撮影意欲に大きく影響した。本来それではいけないが、そこはカメラファンたる所以なのだろう。けれども慣れてしまうと、そうした感覚は薄れてしまう。やはりモノによる喜びは当座であり、本来の喜びは精神的なものでなくてはならない。それは、いい写真を撮ることにほかならない。
左/ソニー研究所。無限はストッパーで合致、ファインダーはキャノンのビドムに28mmのアタッチメントで65mmの視野に相当した。
右/ソニー仙台工場。この頃は69とニコンFのセットで撮影に出向いていた。
左/京都で東海道新幹線の試運転を撮影。/ 右は姫路城。たぶん播磨造船取材のおりに寄ったと思う。
日本工房*では「PROMOTE」という顧客向けのPR誌を出版していた。
その見開きカラーページには芸者の連載があり、数回担当した。「伝統イメージ」に一部掲載。
Linhof TECHNIKA Special 69 -Rodenstock-TECHNIKA-Imagon 200mm-
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