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夏には大きな川原でよく遊んだ。水は絶間なく流れとてもきれいだ。貯水地や水道管を旅した蛇口の水とはわけが違う。雨になれば、みるみる増水することもわかった。
洪水でなければ濁ることがあっても、すぐに流されてしまう。水を飲むのにコップは不要だ。手ですくったりフキの葉で容器を作ったり、茎を利用してストローを作り、川から直に吸上げるのは面白かった。水面に口をつけて飲むと、動物になったようで不思議な気分だった。
水深や水流は場所によってさまざまだから、泳げても泳げなくても、適度な場所を選ぶことができる。
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浅ければ川の石を積み上げて堤防を築く。水中なら石も軽いことを知る。堤防によって深くなり、流れは緩やかになる。こうした工事は楽しく成し遂げる喜びがあった。
泳ぐだけが目的なら水泳プールがいいかも知れない。けれども川原の遊びは無限の思考性を秘めていた。際限なく面白いのは自分の能力を試すことであった。体力や五感を鍛え、感性や思考力を促進してくれるのだ。
人工都市は便利にできているが、自然環境はその逆だ。だから知恵が働き、見方や理解力を育成してくれるのだ。
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